こんにちは。ベスタンです。
今日は投資についての選択肢として、持株会(従業員持株会)について検討した内容を書いてみました。
私の会社も持株会があり、いろいろ検討した結果参加しています。
持株会がある会社や運用方法は各会社異なると思います。コンプライアンスに違反がないか確認して選択してください。
持株会の仕組み
持株会の仕組みとしては主に以下の点が挙げられます。
①会員から拠出金を募り、自社株取得の原資とする。
②持株会が自社の株式を共同購入する。
③買い付けた株式は拠出金に応じて会員に配分される。
ちなみ・・・2020年度で少し過去の数値ですが、3,239社の企業で社員持株会を実施しているようです。
参考)
https://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/examination/tvdivq0000001xhe-att/employee_2020.pdf
持株会のメリット
メリット①奨励金をもらえる場合がある
最大のメリットといえるのが奨励金だと思います。
私の会社の場合、奨励金が10%付与されます。
毎月1万円持株会で自社株を買う場合、1株1,000円とすると、
10,000×10%=11,000円で11株買えます。
購入時だけの利率になりますが、初年度は年利10%になるので、
奨励金のありがたみを感じます。
メリット②給与天引き、配当金の再投資を実行してくれくれるのでのため手間が少ない
これはめんどくさがりの人にはいい制度と思います。
毎月給与から天引きされるため、持株会に入会した後は特にすることがありません。
毎月の給与明細で控除されているのを見るのと、たまに運用報告書のようなものがもらえるのでそれを確認するだけでOKです!
確認しなくても特に問題はありません!
配当金が出たときは勝手に株を追加購入してくれています。
メリット③少額から投資できる
会社によると思いますが、一般的には1株1,000円の場合1単元10万円からの購入となり、
毎月購入は難しいです。
持株会は1口千円からの企業も多く、自分のペースで設定することが可能です。
メリット④その他のメリット
企業がのメリットかもしれませんが、
・社員のやる気が向上する
そうです。売上が上がると株価が上がって資産が増えるとのことでした。(会社の人から聞きました。)
後は給与から天引きなので、妻に内緒で投資できるメリットもあるかもしれません。
私の妻は投資はリスクと思い預金で持っておきたいので、こっそり資産運用するには適しています。。。
給与の振込金額だけは共有しているので、控除引かれる持株会は大変ありがたいです。。
持株会のデメリット
デメリット①給与と資産を同時に失うリスク
デメリットで一番怖いのが、給与と資産をすべて会社に依存することです。
共働き世帯や、副業で収入がある場合はいいですが、
会社の経営が傾いてリストラになりつつ、資産も減ってしまう。。
という事もあります。
分散投資を込めて、持株会だけでの資産運用は危険だと思います。
デメリット②一般的な投資信託に比べて期待リターンが低い
会社次第ですが、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)やeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のような
米国・全世界に投資するインデックスファンドに比べると奨励金を考慮してもリターンは低くなる会社が多いと思います。
持株会は積立NISAやiDecoを満額してて、まだ余裕がある場合に検討する方がいいと個人的には思います。
デメリット③株主優待はもらえない
持株会は自社株の購入を個人名義の証券口座ではなく、持株会の名義で管理しているため、株を購入しても株式優待は受けられません。
多くの会社では株主優待を用意していますが、持株会のままでは優待を受けられません。
1単元単位で自分の証券口座に移せる会社もあり、その場合は優待を受けられますので会社に確認するといいと思います。
デメリット④その他のデメリット
そこまで気にならないかもしれませんが、奨励金は所得扱いなので、所得税がかかります。
年間で1万前後の人が多いと思うのであまり気にならないとは思いますが。。。
有効活用について
メリット・デメリットはありますが、私の会社の場合は
1単元分の持株がたまった場合、会社に申請することで自分の証券口座に移すことが可能です。
自口座の株は売却ができるので1単元貯まる⇒自口座に移す⇒売却する。と、
繰り返すことで株価の変動は多少あっても奨励金の10%分程度の利益が取れるかもしれない!
年利10%取れれば悪くはない!
と思い、私は持株会に参加することにしました。
この手段は多用はしませんが、妻に内緒でこっそり積立して売却をすることでお小遣いを錬金することができます!